TOP > CATEGORY − 発疹を伴う全身感染症

伝染性紅斑(りんご病)

両方のほっぺたがりんごのように赤くなるため、りんご病といいます。集団で感染する
ことが多く、成人にも感染します。とくに妊婦に感染の可能性があれば産婦人科に
相談して下さい


全身の症状

人によってかなりの個人差があります。子供では喉が痛むなどの風邪症状をおこし
ますが、高熱がでることはあまりありません。


発熱するまで、1週間程度の潜伏期間があります。成人では発疹や発熱意外にも
関節の痛み、頭痛、吐き気、手指のむくみなど、子供より多彩で強い症状が出る
ことがあります。



皮膚の症状

子供では軽い風邪症状の後、左右のほっぺたが平手打ちされたように真っ赤に
なります。
続いて、腕、足、お尻などにまだら模様の発疹があらわれます。かゆみをともな
うことがあります。大人の場合、手足に赤色や紫色の発疹が見られることが多
いようです。



感染

感染力が強いのは発疹が出る前の風邪症状があるときで、紅いほっぺたになっ
た時にはウイルスの排出はすでに終了しており、ほとんど感染することはありま
せん。


学校などで流行した場合、教職員にも感染することがあります。妊娠にも影響し
ますので、妊婦に感染の可能性があれば、かかりつけの産婦人科医に相談し
てください。



注意すべき点

発熱や関節痛が続く場合は受診してください。なお、入浴や運動による温度刺激、
ストレス、日光に長い時間あたる、興奮などの刺激が加わると、発疹が誘発され
たり再発することがあります。無理は禁物です。

手足口病

6〜8月、とくに7月によくみられます。乳幼児によくみられますが、大人にもおこります。


全身の症状

3〜5日の潜伏期があります。たいていの場合、発熱しても38℃程度と軽く、1〜3日で
下がります。まれに高熱が出たり、吐いてぐったりすることもあります。
口の中にできた水ぶくれが破れると、痛みで食事が摂りづらくなることがあります。



皮膚の症状

風邪の症状の後、手のひら、足の裏、口の中に米粒ほどの水ぶくれができます。
手や足の水ぶくれには痛みやかゆみはほとんどありませんが、たまに痛みを訴える
場合もあります。膝やお尻に発疹がでることもあります。



感染

風邪症状がはじめたときからすでに感染力があります。また治った後も2〜4週間は
便からもウイルスが排出されるため、弱いながら他の人に感染させる可能性が残り
ます。しっかり手洗いをしましょう。まれに子供から親に感染することもあります。



再発

原因となるウイルスがいくつかあるため、再発することがあります。



注意すべき点

熱があるときは安静にして体を休めましょう。口内炎ができて痛むときは、食事は刺激
の少ない柔らかいものにして、食後はうがいをしましょう。治った後も頭痛、吐き気、
発熱が続く場合は、もう一度受診してください。

水ぼうそう(水疱瘡)

冬から春にかけてみられますが、いつ感染してもおかしくありません。


全身の症状

13〜17日の潜伏期のあと、風邪の症状とともに37〜38℃の熱が出ます。
大人の場合、高熱が出るなど重症になることがあります。


皮膚の症状

発疹は発熱と同時に現れ、体幹から始まります。そして、一晩のうちに
全身に広がります。強いかゆみをともなう水ぶくれができるため、虫
さされと区別がつきにくいことさえあります。水ぶくれにバイ菌が感染して
黄色く化膿することもあります。


感染

水ぶくれが乾いて黒いかさぶたになるまで、他の人に感染させる可能性
があります。なお、水ぼうそうは一度かかれば免疫ができるので二度感染
することはありません。


治療

早期に治療を開始できれば症状も軽くすみます。また、水ぼうそうにかかって
いる間は一見元気そうでも体の抵抗力は落ちているものです。体を十分
休めましょう。かゆみが強いので爪は短く切ってください


注意すべき点

発熱が4日以上続くとき、発疹が化膿したとき、ぼんやりと元気がなく、
いつもと様子が違うときはもう一度受診してください。口の中に発疹が
できているときは、やわらかくて刺激の少ないものを食べさせて
あげましょう。

麻疹

麻疹(はしか)は麻疹ウイルスに感染して起こります。感染力が
強くて、かかっている人と接触すると、必ず発病します。
1歳から定期接種で予防接種が受けられますが、その前に自然
感染するケースも少なくないです。



症状

38℃〜39℃台の高熱が4〜5日も続く上に、咳、鼻水、目やになど
の症状も強いです。脱水症状をおこしたり、けいれんをおこす
こともあります。


ウイルスが体の免疫力を低下し、そのため、ほかの病原菌に対す
る体の抵抗力が落ちて、合併症をおこしやすくなります。
気管支炎、中耳炎のほか、肺炎、脳炎などの重い合併症を起こす
こともあり、注意が必要です。とにかく予防を第一に考えて1歳
を過ぎたら最優先で予防接種を受けましょう。


発疹は2回目の高熱がでると同時に現れてきます。顔から始まって
全身に広がっていきます。赤みが強いのが特徴です。顔がむくむ
こともあります。治ったあとも発疹のあとが黒ずみカサカサした
りします。茶色のしみが消えるまでは1ヶ月近くかかることも
あります。



病院での治療

はしかウイルスに対する特効薬はありませんが、解熱薬やせき、
下痢などの症状を緩和する薬とともに最近への二次感染を予防
する構成物質が処方されます。


ホームケア
かぜのケアと基本は同じです。室内の温度や湿度に気をつけま
しょう。水分補給にも心がけましょう。
処方された薬はきちんと飲ませます。入浴は熱が下がってから
2〜3日後にしましょう。