TOP > CATEGORY − 応急処置と皮膚病薬の塗り方
蜂にさされた場合の処置
蜂にさされた蜂毒の刺激で刺された部位が腫れるだけでなく、蜂毒へのアレルギー反応がおきて
生命に危険が及ぶこともあります。
処置
1.刺された後、約15分は足をあげて横になり安静を保つ(ショックをおこす可能性が
あるので、むやみに動かさない。)
2.刺されたところを水で洗い流す(蜂毒を洗い流すための処置。ペットボトルのお茶で可)。
3.冷たいタオルで冷やす。水を入れたビニール袋を当てる。
4.ステロイド軟膏があれば塗る。
※おしっこをかけても、まったく効果はない。
○注意すること
・じんましんがでる、むくみがでる(とくに目のまわり)、気分が悪い、冷や汗が出る、
動悸がする、意識がはっきりしない、ゼーゼーと呼吸がしにくくなることがある。
少しでも心臓に血液が集まるように足を高くして横になる。
・様子がおかしい場合(気分が悪い、吐き気がする、じんましんが出る、むくみがでる、
意識がはっきりしない、呼吸が苦しい)はすぐに救急車を呼ぶ。それができなければ
横になったまま誰かに大きな病院に連れて行ってもらう。
※症状が収まって1〜2週間してから刺された部位が再び赤くなってかゆくなることが
あります。これは皮膚に残っていた蜂毒に対して、アレルギー反応がおきたためと考
えられています。

保湿剤
保湿剤皮膚の潤いを保ち、バリア機能を補強する効果があります。皮膚の表面に脂の膜を
つくって水分を閉じ込めるタイプと、水と結合して肌の潤いを保つタイプがあります。
ただし、赤みやかゆみを抑える働きはありません。
種類
○白色ワセリン
脂の膜をつくって皮膚から水分が逃げないように密封する働きがあります。塗っている
うちに体の中から皮膚に水分が補給され保湿できます。軟らかくて、より純度が高い
眼科用のワセリンもあります。
○ヘパリン類似物質
水分と結合し、これを逃さないことで保湿します。
○尿素軟膏尿素は水分を保持する作用があります。ただし、乾燥が強いところや傷のあるところ
に塗るとヒリヒリすることがあります。
○ビタミンA含有軟膏
カサカサをおさえることで保湿します。
○亜鉛華嘆軟膏
昔からある代表的な保湿剤です。他の薬剤を塗った上に重ね塗りして使われることが多いよう
です。
塗る場所と量
乾燥している部位に、わずかに光って見える程度に薄く塗ってください。
人差し指先1関節分が0.5g(ローションの場合は1円玉大)で、これは両方の手の甲に塗るの
に適した量です。
○塗り方
乾燥しているところに少しずつ薬をのせて、手のひらでスッと伸ばしてください。すり込むように
塗る必要はありません。皮膚のシワの方向に沿って塗れば皮膚への刺激を減らすことがで
きます。たとえば背中の場合、背骨と直角方向に塗ってください。
また、先に手にとってから塗ると手の保湿に使われてします、患部に十分な量の薬がいき
わたりません。
ステロイド剤を併用する場合はどちらを先に塗ってもかまいませんが、直前にステロイド軟膏
を塗ったときは、それを塗り広げないようにしましょう。
○塗る回数
1日2〜3回塗ってください。とくに、ヘパリン類似物質や尿素軟膏は水分を結合することで
保湿効果を発揮します。肌が乾燥しているときに塗っても、皮膚に含まれる水分が少ない
ので十分な効果が得られません。水分をたっぷり含んだ入浴後や手を洗った後などに
塗れば、保湿成分もしみこみやすく保湿効果が上がります。ただし、入浴後は皮脂膜が
取れて水分が逃げやすくなっています。入浴後10分以内に塗るようにしましょう。
乾燥した部位に霧吹きで水を吹きかけてから塗るのも効果的です。
○塗る期間
一定期間塗り続ける必要があります。乾燥肌がおさまれば塗る回数を減らしたり、中止
してもかまいません。冬に肌が乾燥する方は、秋から保湿剤を塗っておけば乾燥肌の
予防になります。
副作用
まれにヒリヒリしたり、赤くなったり、することがあります。そのときは塗るのを中止して
受診してください。

抗ヒスタミン系塗り薬
抗ヒスタミン系塗り薬ヒスタミンをおさえることで皮膚のかゆみをおさえる薬です。かゆみを抑える効果は、飲み薬や
ステロイド系塗り薬ほど強くありません。またストロイドを配合した薬もあります。
塗る場所
湿疹や虫さされによる赤みやジクジクがおさまった後も、かゆみだけが残る場合に塗って
ください。赤みがあるとき、ジクジクしているときは他の塗り薬が必要です。
目のまわりに塗ってはいけません。
塗る場所、回数、期間
1日2〜3回患部に塗ってください。全身への副作用はほとんどありませんが、2週間で
かゆみがとれない場合は中止して受診しましょう。

クロタミン軟膏(かゆみ止め塗り薬)
クロタミン軟膏(かゆみ止め塗り薬)かゆみをおさえる薬ですが、抗ヒスタミン塗り薬とは異なるものです。ステロイドを
配合した薬もあります。
■塗る場所
皮膚の湿疹や虫さされによる赤みやジクジクがおさまった後もかゆみだけが残る場合に
塗ってください。赤みがあるとき、ジクジクしているときは他の塗り薬が必要
です。目のまわりに塗ってはいけません。
■塗る場所、回数、期間
1日2〜3回患部に塗ってください。大量に使ったり、長い期間広い範囲に塗らない
でください。2週間をメドに使ってください。効果がない場合は中止して受診
しましょう。

抗生物質製剤
抗生物質製剤抗菌作用のある塗り薬です。なかにはステロイドを配合した薬もあります。ニキビに
用いる場合はニキビの項目を参照してください。
塗る場所、回数
患部を清潔にした後、1日2〜3回患部に直接塗布するか、無菌ガーゼにのばして
患部にあててください。赤み、かゆみ、腫れ、発疹、水ぶくれが現れたときは
中止して受診してください。







