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虫さされ

虫さされ


刺された虫の種類によっては治りにくかったり、伝染病
を媒介するものもあります。庭仕事やレジャーでは、
襟や、袖が閉じた長袖、長ズボンを着用し、肌の露出
は極力避けましょう。なお乳幼児には防虫スプレーは
不向きです。




血を吸うときに唾液腺物質が皮膚に注入され、それに対
するアレルギー反応で赤くなると考えられています。
大人ではじんましんのような発疹が出て、短時間で
消える場合がほとんどです。


しかし、子供では赤くジクジクした発疹が数日から
1週間程度続き、一見蚊に刺されたようには見えない
こともあります。こうした強い反応は、年齢とともに
軽くなっていくのが一般的です。


ただし、蚊に刺された後、高熱が出て体がだるくな
ったり、刺された部位の皮膚が崩れて潰瘍になって
治りにくいときは精密検査が必要です。


ムカデ

植木鉢の下やゴミの中に潜んでいます。夜寝ている
間に刺されることが多く、典型的な場合、刺し傷が
2ヶ所できます。患部は赤く腫れあがり、激しく
痛みます。なんども刺されるとアナフィラキシー
症状を起こすことがあります。


処置刺された傷口は水道水で流し、できるだけ
早く受診する。



毛虫

毛虫皮膚炎には、毒のあるトゲに触れてできるタ
イプ(毒トゲタイプ)と無数の細かい毒針が皮膚
に刺さるタイプ(毒針毛タイプ)があります。
毛虫がいることに気づかないまま、被害を受ける
こともあります。


毒トゲタイプ

蛾の一種であるイラガのようちゅうによるものが
代表的です。桜、バラ、柿、カエデ、梅などいろ
んな植物の葉を食べるので、庭先、公園、果樹園
などでよく刺されます。


症状

ちょっとふれただけで強烈な痛みとともに、急に
腫れてジクジクしてきます。水ぶくれになる
こともあります。刺された部位は氷水を入れた
ビニール袋で冷やし、ガーゼを当ててすぐに受診
してください。


毒針毛タイプ

毒蛾などの成虫、幼虫、まゆ、抜け殻についた目に
見えないような細かい無数の毒針が皮膚に刺さる
タイプです。柿、ツバキ、サザンカの植え込み
で被害にあうことが多いのですが、風で飛んで
きた毒針が洗濯物に付着することで症状を引きおこ
すこともあります。毛虫による発疹とはわからない
こともあります。


症状

急にたくさんの赤いブツブツができます。かゆみや
痛みが強く、症状が長く続くこともあります。


処置

患部をこすると、さらに多くの針を皮膚に刺してしまう
ことになります。患部には手を触れないようにし、
まず水道水で患部を勢いよく流してください。

そしてガーゼを当てて受診してください。着ていた
衣類は洗濯しましょう。



しらみ、ノミ、ダニによる虫さされ

刺された1〜2日後から発疹が出ることが多いため、ノミ
やダニに刺されたことはわからないことがあります。
また、発疹の形や症状の程度には個人差があるため、
発疹だけで原因となる虫を特定できないこともあります。


シラミ

人体に寄生し、吸血しながら生きています

◆コロモシラミ

下着の線維の中に卵を産みつけ、そこに潜んでいます。
動きは比較的緩慢で血を吸うときだけ人につきます。
衣類を着替えたり、洗濯する機会の少ない屋外生活
をしている方の間で増加する傾向にあります。体は
清潔にして、衣類は熱湯処理をしてください。


◆トコシラミ(ナンキンムシ)

最近はあまり見られません。紙や反物の間に潜んでいる
ことが多く、これらを吸う方にみられることがあります。
刺されると大きな赤いしこりができて、かゆみや痛みを
ともないます。



ノミ

ノミが足に飛びついて吸血します。夏だけでなく、春や
秋にも刺されます。現在、日本ではネコノミが多く、イヌ
ノミ、ヒトノミはほとんどみられません。なお、ネコノミ
は犬にも寄生します。


症状

屋外で足を刺されることが多いのですが、腕や体幹も
刺されることもあります。刺されたところが赤く
ジクジクしたり、水ぶくれになることもあります。


対策

タンスの後ろ、畳、床、犬小屋の下などほこりがたま
っているところで繁殖することがあります。
隅々まで掃除機をかけましょう。

差駐在はプレスロイド系のものが効果的です。
ノミは動物の毛の中に潜り込むと離れにくくなります
ので、ペットの体もよく調べましょう。


ダニ

ダニは非常に多くの種類があります。おもに梅雨から
夏にかけて刺されますが、冬でも刺されることが
あります


症状

ダニは下腹部、ふともも、腰、脇の下など皮膚が薄くて
柔らかいところを好んで刺します。刺されたところに
2〜5mmの赤い発疹が現れます。かゆみが激しいのが特徴
です。


対策

ダニはじゅうたん、ソファー、クッション、ぬいぐるみ、
畳などごみやほこりがたまりやすいところで繁殖しま
す。ダニを完全に駆除することは難しいのですが、
掃除は隅々まで行いましょう。干せるものは日光に
当ててしっかり乾かしてください。また、部屋の湿度が
あがりすぎないよう普段から風通しをよくしておきましょう。
殺虫剤はダニ用のものを使ってください。その他、ダニの
種類に応じた処置も必要です。


◆イエダニ

イエダニは家にすむダニではなくて、ネズミに寄生する
ダニです。ネズミだけでなく人も刺します。天井裏や
床下のネズミを駆除し、その巣を取り除いてください。


◆トリサシダニ、ワクモ

これらは鳥に寄生するダニで、鳥および残された鳥の
巣にいます。鳥の巣を取り除いてください。


◆ツメダニ

畳屋じゅうたんの下にいます。まれに人を刺すことが
あります。畳は十分に乾燥させましょう。畳の上に
じゅうたんは敷かないようにしましょう。


レジャーで気をつけたい虫さされ

◆ブユ

3.5mm〜5mmぐらいの黒い小さな虫です。夏の時期、朝
や夕方の薄暗い時間帯に、川の近くでの野外活動で
噛まれることが多いようです。噛まれたところが
しこりになって治りにくくなることがあるので注意
が必要です。


症状

ブユは皮膚に噛み付いて出血させ、その血を吸います。
噛まれてもわずかに出血をともなう紫色の発疹ができ
るだけです。痛みもほとんどなく次第に治ってきます。
しかし何回か噛まれると、強いかゆみのあるジクジク
した発疹になったり、しこりが残って激しいかゆみ
が数ヶ月間続くことがあります。これは皮膚に注入
されたブユの唾液腺物質に対して、強いアレルギー
反応を生じるためと考えられています。


セルフケア

手、足、顔、首など肌の露出したところを刺されます。
長袖を着ていても、襟や袖が開いていたために、
そこからブユが入ってきて刺されることもあります。
また、しゃがんだときに腰の皮膚が露出してしまった
ために刺された例もあります。

袖や襟がしっかりと閉じた長袖や長ズボンを着用
して、肌の露出をできるだけ避けましょう。
なお薄いストッキングでは効果がありません。


◆マダニ

山の中や草原にいる約1〜2cmのダニです。クマザ
サの裏などに潜み、頭の上から落ちてきて、
まぶた、首、肩などを刺します。刺されてもすぐ
には症状が現れないため、マダニを見つけて初めて
刺されたことに気づくこともあります。

なお、マダニは皮膚に深く食いつきますので、無理
に取ると皮膚に毒が残ってしまいます。病院で
処置してもらわなければなりません。


注意すべきこと

マダニに刺されたところを中心に赤みが広がります。
そして熱が出て関節が腫れていたむことがあります
(ライム病といいます)。このような症状が見られ
たら必ず受診してください。


◆ツツガムシ

山林のネズミに寄生するダニで全国でみられます。
秋に刺されると被害が増えます。水辺の草むらの
上に直接座ったり、寝転んだりしたときに刺され
ます。公園やゴルフ場で刺されることもあります。
ビニールシートを敷くことで被害を減らすことが
できます。


注意すべきこと

刺された部位に大豆くらいの大きさのかさぶたを
つけた潰瘍(ジクジクした皮膚の崩れ)ができる
のが特徴です。ツツガムシはその体内にリケッチ
ャという病原菌をもっています。


刺されたあと、高熱や頭痛とともに、全身に赤い
発疹が出て、リンパ節が腫れることがあります
(ツツガムシ病といいます)。こうした症状が
見られた場合は、必ず受診してください。


レイノー症候群

レイノー症候群


原因

指の細い動脈が急に収縮することで、血液の流れが
悪くなって起こると原因と考えられています。
振動工具を使う方、指を反復して使用する仕事
(ピアノ、タイピスト、スポーツ選手)動脈の
閉塞、神経の病気、膠原病、寒冷刺激、精神的スト
レ、経口避妊薬を服用している方によく見られます。



症状

指が急に白くなって、その後紫色や赤色へと変化し
ますが、10分程度で回復します。指のしびれ、だるさ、
痛みなどをともなうことがあります。



セルフケア

繰り返しているうちに血管を傷つけてしまいます。
予防が大切です。


保温

暖めることで元に戻ります。

・40℃のぬるま湯に手をつけてマッサージする。

※指の感覚が低下していることがあります。
やけどをしないように注意してください。


寒冷刺激をさける。

寒暖の変化に指をさらさないよう、指を保温
しましょう。

・手袋をする。

・手を洗った後はしっかり水分をふき取る。

・冷たいもの(冷凍食品など)に直接触れない。

・体も保温する。



その他

・ストレスを避ける。



リベドー

リベドー



赤紫色の網目状の発疹で、網状皮斑(もうじょうひはん)や
分枝状皮斑(ぶんしじょうひはん)ともいいます。
温熱や寒冷刺激、全身の病気が原因で見られることが
あります。



原因


●高温刺激によるもの

●低温刺激によるもの
冷たい空気にさらされると、網目状の発疹が見られる
ことがあります。子供によく見られます。

●内臓の病気が関係するもの
皮膚の深い部分にある血液の循環が障害されることが
原因の一つと考えられています。血管の炎症、血液
の病気、血管の閉塞、循環器障害、膠原病、感染症
などが関係することがあります。


ラテックスアレルギー

ラテックスアレルギー


ゴムの木から抽出されるタンパク質(ラテックス)が原因
で起こるアレルギー反応です。


症状

皮膚の症状だけでなく、粘膜や全身の症状をともなう
こごがあります。また、特定の果物や野菜を食べた
ときにアレルギーを起こすことがある点にも注意が
必要です。



皮膚の症状

ラテックスに触れたあと5〜20分以内に、触れた部分
にじんましん(蚊に刺されたような発疹)が出て
かゆくなります。触れた部位以外にもじんましんが
広がることがあります。



粘膜の症状

鼻水が出たり、目が充血することがあります。
さらに、喉の粘膜がむくんで、息苦しさや血圧
低下などアナフィラキシー症状をおこすことも
あります。



果物や野菜のアレルギー

ラテックスアレルギーで注意しなければいけな
いのは、ラテックスとはまったく種類の異なる
果物や野菜(とくに頻度が多いものとしてバナ
ナ、クリ、アボガド、キウイフルーツなどが
あります)を食べた後で、じんましん、鼻水、
目のむくみや充血、ひどい場合はアナフィラキ
シー症状を起こすことがある点です。



これは、これらの果物や野菜にはラテックスと
よく似たタンパク質が含まれているためです
(ラテックス・フルーツ症候群ともいいます)。



ケア

ラテックスアレルギーのある方は、必ず医師や
看護師に伝えてください。

・ラテックスを含む製品を使わない。

・ラテックスを含まない手袋(たとえばプラス
チック手袋)を使う。

アナフィラキシー反応を予防する点から、ラテ
ックスアレルギーと診断された方は、とくに
バナナ、クリ、アボガド、キウイフルーツ
およびこれらを含む加工品はたべないように
しましょう。


薬疹

薬疹


病気治療のために使った薬剤により、皮膚に発疹が起きた
ものを言います。


薬疹症状・原因

薬疹の症状はさまざまです。同じ薬を使っても人によって
症状の出方や程度が違いますし、ある特定の部位に
同じかたちの症状が出るというものから、全身に発疹
の出るものまであります。

すべての薬剤が原因となりえますが、中でも多いのは
抗生物質、鎮痛剤、解熱剤などです。これに加えて
最近は、脳血流改善剤、抗悪性腫瘍剤、降圧剤などの
薬疹が目立っています。



薬疹治療

薬疹は、薬剤を注射したり服用したあとに起こるもので、
それ以外ではめったに起こりません。
したがって、薬剤を用いて発疹などがあらわれるよう
だったら、薬疹と考えていいでしょう。


一般的には、薬剤の使用を中止すれば症状も軽快して
きますが、薬剤を中止できない病気もありますので、
専門医の診察を受け、指導に従います。



家庭ケア

原因となる薬の名前は覚えておき、次回医師にかかった
り、薬局で薬を買うとき、薬の名を告げます。